ライブテープ

松江哲明前野健太の映画、原稿を書くんでこないだ見たんですが、いやこれは泣けますねえ。ちょっと荒木経惟のドキュメンタリー写真を思い出したりして、荒木が街中で写真を撮ってるのと近い感じがあって、まなざしとかも通じるものがあると思うし、荒木の写真を見て泣けるというのと同じ種類のものという気がします。

別に派手なことはなにもしていないし、地味で淡々としていてシンプルな映画なのに、見終わったあとのカタルシスはかなりすごいものがあって、ちょっとボーッとしてしまうみたいな感じになりましたねえ。なんなんだろうこれは、みたいな。未だに残ってる感じがあるし。クサい言い方だけど松江・前野とも「大事なものを知っている」というような、そういう映画だと思いますね。