パニックスマイル

下北沢シェルター、現メンバーでのラスト・ライヴ。そういう意識があったからなのか、4人とも恐ろしく集中力の高い演奏で、個々のプレイもアンサンブルも呼吸感も素晴らしかったです。特に前半の、石橋英子ヴォーカルのジャーマン・プログレみたいな長尺曲連発が圧巻で、このバンドの底力を見た思いがしましたね。後半の最新作からのポスト・パンク的な曲連発も良かった。それとアンコールでの吉田肇の長ーいノイズ・ギター・ソロは、なんというか区切りというか終わらせるための儀式みたいな感じがして、かなりグッときましたねえ。

今や似た感じのバンドは多いけど、やっぱこのバンドは格別というか、無二な存在だったんじゃないでしょうか。ストイックな匂いとか雰囲気がすごく好きでした。