石橋英子

渋谷WWWという初めてのハコ。ライヴハウスというより小劇場みたいなつくりで、座って見るのが前提なら見やすくていいかも。石橋さんは最初の弾き語り以外たぶん全部新曲で、以前よりも即興度が後退して歌に焦点を絞ったという感じ。そのぶん石橋さんのヴォーカルが際立ってて、彼女の声がもつキュートさが以前よりも5割増になってる感じで、イヤ激しく萌えました。音の方がサイケ〜プログレ的だったので、歌もの萌えサイケ、とでもいいますか。前作よりもまた違う感触で新鮮でしたねえ。

演奏も4人全員の方向性にブレがなく、全員が歌の世界に向かっているという感じで素晴らしかったです。山本達久のニクイくらいにツボを得たドラミングももちろんですが、なによりジム・オルークのひらめきに満ちたギター・ソロが絶品でした。