倉地久美夫

スーパーデラックス。本人ずいぶんテンションが高く、そのぶん歌の色気がいつもより増していたような。ヌメッとした艶というか妖気というか。菊地成孔も珍しくエキセントリックな音を出したりして、倉地の世界に2人が引き込まれていくみたいな構図がおもしろかった。それに、あの倉地のいびつなリズム感に呼応できるのは、やっぱ外山明しかいないでしょう。この3人のマジックみたいな吸引力がビンビン出ていて、すごく特別な時間だった。こんなにもっとやって欲しい、終わらないで欲しいと思ったライヴも珍しかった。あと2時間でも3時間でも全然オッケーだった。