倉地久美夫

南池袋ミュージック・オルグ。前半ソロの後、後半は山本達久+吉田悠樹ジム・オルークとの共演で、菊地外山の時とはまた違うブキミ感とか抽象性とかの高い演奏で見事にハマった感じ。この3人でやった即興セッショもイタコ的和テイストみたいなのがあったから、倉地と世界観が近いというか。倉地もテンション高くてつんのめり気味な歌が最高だった。

セッションのキモは山本達久のシンバルガムテープ引っぺがしワザ。なんかこの人、マイクで叩いたり変な鐘使ったり、以前よりいっそう奇っ怪なプレイになっていたような。あの定型にとらわれない感じが、倉地とも相性がいいように思える。