大友良英

24日新宿ピットインで、大友良英インヴィジブル・ソングス。大まかに言って、前半がハードなノイズでブッ飛ばす感じの即興もの(中原昌也が絶叫してましたな)、後半がリズムのちゃんとしたグルーヴもの、って感じで、特に後半の方がおもしろかったですね。なんかカンみたいなジャーマンっぽい長尺グルーヴって感じで、もう踊れちゃうくらいで、ずいぶんと新鮮でした。これがONJOとかに直結するような新しい方向性なのかはわからないけど、この日だけのものとも思えない気がするし、次のONJOが楽しみな感じですね。

あと、「教訓Ⅱ」の大友・カヒミ・山本が合唱するところで、芳垣安洋がやおらリズムから脱線してめちゃくちゃ破壊的な即興プレイで突っ走っちゃうっていう場面があって、アレはシビレましたねえ。歌とドラムのバトルみたいな構図っていうか。こういうところの芳垣の攻撃的な仕掛けっていうのは、やっぱりすごく絶妙というか、直感的なセンスが違うなあって思いますね。この日はプレイヤー別でいえば、芳垣のドラムスとジム・オルークのピアノが、自分的にキモでした。

終了後は池袋でライター講座忘年会におじゃまして、久々に朝まで飲んで、大変楽しかったです。