原爆スター階段

新宿ロフト。臓物、魚、イカ、豚の頭、キャベツ、ドライアイス、JOJO広重ブチギレ、JUNKO絶叫、山本久土暴走、云々…なライヴだったわけですが、まずはインキャパシタンツの2人がすごかったですねえ。初めて見る美川の超ノリノリなシャウトとか、全身から水をかぶったコサカイのほとんどオブジェと化した仁王立ちとか、素晴らしいとしかいいようがない。なんというか、アンダーグラウンドとかオルタナティヴとかってものを全身全霊で表現しているというか。

で、なによりもミチロウですよ。通常よりも5割増ってな感じのドスの利いた歌声もさることながら、なんつってもあの目ですよ。イキまくってラリリまくってあっちに行っちゃったみたいな目、あんな目は尋常じゃあできないです。覚悟が違いますよ。あの目で「ロマンチスト」とか歌われた日にゃあこっちもイッちゃいますってもんで、久々に腹の底から声出して歌いましたよ。

場内ビックリするくらいの超満で、単にいっぱいっていうだけじゃなくてなにやらエネルギッシュな熱気が漂ってるとか、入場時にもらった「事故など起きても責任持ちません云々」というハナタラシ的ビラから派生するワクワク感とか、終始タダナラヌ雰囲気が充満しておりましたねえ。懐古的とか古いとか新しいとかっていう以前に、この熱気とかワクワク感とかは間違いなくリアルだった、ってことが重要なんじゃないですか。ミチロウの目も含め、「今そこで起きている」っていうリアルさがすべてというライヴだったと思います。こんなライヴはほんと久しぶりでしたねえ。未だに耳鳴りが収まらないというのも久々。最高。