ドライヴ・トゥ・2010

終わっちゃいましたねえ。おれはだいたい週2くらいのペースで行っていたので、ああもう行かなくていいんだと思うと、ちょっと寂しいですね。10年前の時も最終日には同じように感傷的になったりしたけど、あの時は1週間でしたからね、今回は1ヶ月以上と長かったぶん、寂しさもひとしおって感じで。やっぱ「ドライヴ・トゥ」だとブッキングも雰囲気も普段のロフトとは違って(とか言って近年ロフトはそんなに行ってないんですが)、独特の高揚感みたいなものがあって、楽しかったですね。連日、小野島さんはじめいろんな人と会うことができたし。

この後原稿を書くので詳細は控えますが、とりあえず見た中で良かったのは、良かった順に原爆スター階段、あふりらんぽ大友良英×山本精一バッファロー・ドーターヨルズインザスカイ、リザード、といったところでしょうか。原爆スター階段は企画ものというか別格みたいなもんだから、それを除けばあふりらんぽが断然良かったです。個人的なことをいえば、結局00年代に出た国内のバンドの中ではあふりらんぽが一番なんですよね。やっぱこのバンドは「自由さ」というものが他とは決定的に違いますよ。

あと最終日のリザードは、地引さんとモモヨの執念みたいなものを感じたんですが、そういうのが音に乗り移ったような、凄味というか迫ってくるものがあって、かなりグッときましたね。やっぱり最後はリザードでなければならなかったというのがよくわかったし、いろんなものにひとつケリを付けたライヴという気がして、そういう場面にいられて良かったです。