2012-01-01から1年間の記事一覧

タルトタタン

WWW。2人とも棒立ち、振り付け、ニコニコで、ヘンに気取らずアイドルに徹底していてよかったかも。しかしそれぞれのソロはいいのに、ユニゾンになるととたんに棒歌い学芸会風になっちゃってずっこけた。CDでの「キレと鼻にかかった歌声」って良さが全然出て…

きゃりーぱみゅぱみゅ

赤坂ブリッツ。セット、映像、ダンス、衣装まで徹底してサンリオピューロランドっぽい遊園地的世界観を貫いた演出や、スピーディーな構成が見事。Perfumeやももクロをアーティスト・パワー主体とするなら、この人は演出・コンセプト主体って感じで、その方向…

宇宙人

新宿タワレコで宇宙人しのさきあさこインストア。カラオケをバックに前回と同じハンドサインをしながら淡々と歌うさまは、やっぱストレンジ感ありまくり。しかし最後の曲だけ鍵盤弾き語りで、生々しい新鮮さがあって、しかも終わったら照れ笑いみたいなのを…

倉地久美夫

南池袋ミュージック・オルグ。前半ソロの後、後半は山本達久+吉田悠樹+ジム・オルークとの共演で、菊地外山の時とはまた違うブキミ感とか抽象性とかの高い演奏で見事にハマった感じ。この3人でやった即興セッショもイタコ的和テイストみたいなのがあったか…

相対性理論

ゼップ東京。真部西浦不在→やくしまるソロ・ユニット化かと思ったが、そうではなくハードな曲を連発してダイナミックな演奏で、セッション的パートも多くて、生々しいバンド感を前面に出していた感じ。鍵盤とか装飾系楽器がいなかったのもよくわかる。そうい…

宇宙人

赤坂ブリッツ。しのさきあさこは薄笑みを浮かべながら、両手でハートマーク作ったりする手話みたいなポーズを取って歌う、という新ネタ(振付?)があって、不思議感増幅というか異物感ありまくり。ミネラルウォーターをわざわざ紙コップに入れて両手で飲む…

禁断の多数決

禁断の多数決『禁断の予告編』買ってきた。全編夢の中をさまよってるみたいな、文字通りドリーム・ポップというか白日夢感ありまくり。特に数曲で歌ってる女子のあまりに無垢な声が、演じてるとかじゃなくてほんとに無垢と思わせちゃうところがすごい。特に…

ボアダムス

品川ステラボール。ドラマー5人、ギター/ベース・オーケストラ16人で、打楽器が減ったぶんオーケストラを音圧とかドローンとかで効果絶大。編成は去年の京都に近いが、やってることは去年のO-EASTを発展させた感じで、あんまムズカシイ方へ行きすぎず、多様…

Shinji Masuko and Floating Guitar Borchestra of Boredoms

新代田Fever。ギター9人ベース3人全部で12人、たぶん今のボアのギター/ベース隊ほぼそのまま。ドラムも打ち込みもない撥弦楽器のみのアンサンブルで、ボアっぽいドッシャーン風もありつつ、全体としてはジャーマン風のサイケデリックなアンビエントって感じ…

mmm

7th Floorでレコ発。6人のバンド編成だったけど、楽器が歌をどう生かすかとかって考え方じゃなくて、各楽器の即興性の強いプレイと歌とが同等に鳴ってる、みたいな成り立ち。ポップス的というよりジャズ的というか。それで結果的には歌が一番際立ってる、っ…

のっぽのグーニー

7th Floor。熱血青春風とか叙情風とかラップとか、あるいはエクスペリメンタルなのとか、やってることすべての着地点が微妙にズレてて、そのツボを外してくる感じがたまらなく快感だった。そういうズレ具合というかハズシ方がすごく今っぽいと思った。あのニ…

倉地久美夫

スーパーデラックス。本人ずいぶんテンションが高く、そのぶん歌の色気がいつもより増していたような。ヌメッとした艶というか妖気というか。菊地成孔も珍しくエキセントリックな音を出したりして、倉地の世界に2人が引き込まれていくみたいな構図がおもしろ…