空気公団

スーパーデラックス。ずいぶん久々に見たけど、山崎ゆかりの生の声はやっぱ格別。声っていうより音の響きとして琴線とかツボとかを突かれる感じで、つぶやくように歌ってもすごく響いてくる。倍音が多いってことなんでしょう。以前より低音がなまめかしくなって、年を経るごとに良くなってるようにも思える。にしてもこの人の声は、なんであんなに「全部知ってる」って感じがするのか。

アコーディオンを含む6人編成ってのもまた良くて、音数が多いのにアタックがやわらかくて、しなやかで、ヴォーカルともぶつかったりせずうまいこと溶け合ってる。即興っぽい要素もあるし。たぶんこのバンドのライヴで一番良かった気がする。